世論調査で、61%の人が核兵器禁止条約に「参加すべきだ」と回答しています

2023.08.04

日本世論調査会が実施した調査で、核兵器禁止条約に日本が「参加するべきだ」とした人が61%だったことがわかりました。(2023年7月30日付沖縄タイムスなどに掲載)
また、参加を求める人の62%が「唯一の戦争被爆国だから」を理由としています。

また、今年5月に開催されたG7広島サミット後に、核廃絶の機運が高まるとは「思わない」が71%。被爆地開催の意義が「ある」という回答が77%でした。G7広島サミットには意義はあったが、核廃絶への成果は限定的であるという見方が多いことが明らかになりました。

一方、核兵器を「持たず」「つくらず」「もちこませず」の非核三原則を「堅持すべき」と回答した人は80%に上りました。背景には、かつてないほど核兵器使用のリスクが高まっていることが考えられます。今後10年以内に核兵器が戦争で使われる可能施が「ある」と答えた人が64%、日本が核攻撃の対象になることが「あり得る」としたのが74%でした。

なお、戦争をしないために最も必要なことは「平和外交」が32%、「憲法9条を守る」が28%でした。

核兵器使用の脅威に直面する中で、非核三原則の堅持を80%が、そして核兵器禁止条約への参加を61%が求めています。核兵器によるリスクをゼロにするには、核兵器の廃絶しかない、という国民の意識が高いことを示しています。

【2023年7月30日付け沖縄タイムスの報道はこちら