4月19日午後、参議院議員会館にて「核兵器Yes or No!? 議員ウォッチ 2019」の公開を発表する記者会見を行いました。本プロジェクトの代表者・川崎哲とリサーチャー・安藤真子が発言者となり、会場には約20名のメディア関係者らが集まりました。
安藤から、システムの説明と創設への動機、自身の核廃絶への思いを語りました。またシステムの特徴について、こう述べました。「議員ウォッチの考え方は、私たちの代表者たる議員がどのような態度をとっているかを明らかにしつつ、その議員一人ひとりに私たちの声を直接届けていこうというもの。であるから、都道府県知事は、役人のトップということではなく、選挙で選ばれる『議員』『政治家』として見ている。政治家である知事の個人のホームページ、フェイスブック、ツイッターなどにつないでいる。」
川崎からは、議員に働きかける意義や、現在の返答結果の分析等を報告しました。川崎は、日本での核兵器の廃絶に向けた議論が十分ではないと感じていると述べ、「多くの人に見てもらい、議論が活発化することを期待している」と話しました。
そして、「リサーチ中に感じたことは何か」との会場の質問に対し、安藤は、「(ヒバクシャ国際署名などに対する)賛否が未回答の議員が多い。たとえ、反対でもいいから、意思を示してほしい。核兵器の問題に関わらず、国民の代表として、市民と対話する必要がある」と答えました。
今年1月から、急ピッチで準備してきた本サイト。現在は、約10名のメンバーで運営していますが、さらなるシステム拡充のために、「ボランティア」「寄付金」も大募集中です。そして、多くの皆様に、このシステムを活用していただき、議員一人ひとりに私たちの声を直接届けていきたいと思っています。
記者会見の様子は、多くのメディアに取り上げられました。(以下、代表的なもののみ)
「核廃絶の立場、スマホでチェック 国会議員や知事、サイト開設」
2019/4/19 – 共同通信
「核兵器禁止条約をどう考える 議員の意見サイト開設」
2019/4/19 – NHK NEWS WEB
「国会議員の核廃絶賛否は?スマホでチェック サイト開設」
2019/04/20 – 東京新聞