2019年4月に始まった議員ウォッチはこれまで、国会議員と都道府県知事に対しては「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)」への賛否を問い、市区町村に関しては日本政府に核兵器禁止条約に加わるよう求める意見書の有無を明らかにしてきました。
ヒバクシャ国際署名は、すべての国に核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求める内容で、被爆者の呼びかけで2016年4月に始まりました。2017年7月に核兵器禁止条約が国連で採択されてからは、この条約にすべての国が加わり核兵器を完全廃絶するよう求める運動として、この署名は進められてきました。そしてこの署名集めは、2020年末で終了しました。
そこで2021年から議員ウォッチは、議員と知事に関するこれまでのヒバクシャ国際署名への賛否データを引き継ぎつつ、今後は「核兵器禁止条約」への賛否を問いかけ、明らかにしていきます。
具体的には、国会議員と都道府県知事について、以下の4つのうち1つ以上について賛同表明をしている議員または知事は「核兵器禁止条約に賛同している」ものとみなします。
そして議員ウォッチとしては、「Go To ヒジュン!キャンペーン」などを通じて、国会議員や候補予定者に対してICAN議員誓約への賛同を積極的に働きかけていきます。
なお、市区町村の意見書については、日本政府に核兵器禁止条約に加わることを明示的に政府に求めているものに限っており、一般論として核兵器廃絶や核軍縮を求めているだけのものは含めていません。
議員ウォッチの調査方法についてより詳しくはこちらをご覧ください。