議員ウォッチに関心をもってくださり、また、いつも応援してくださり、ありがとうございます。
本年1月22日、核兵器禁止条約が発効しました。広島・長崎の被爆者や世界の核実験被害者の方々が、自らが味わった苦しみを決して繰り返させまいと訴えてきたことが、国際法となりました。核兵器は、ついに違法化されたのです。この条約の発効は、核兵器廃絶に向けた世界の動きが、新たな段階に入ったことを意味します。
それにもかかわらず、核保有国はこの条約を拒み続け、唯一の戦争被爆国である日本も条約に署名・批准する姿勢をみせていません。日本の国会で議論も、まったく不十分なままです。
この状況を変えようと、私たちは2019年4月に議員ウォッチプロジェクトを立ち上げました。
当初10%だった国会議員の賛同率は、電話やSNS等を使った有志の働きかけで27%となり、都道府県知事も42%となりました。また、これまでに全国の市区町村の30%の議会で、日本の条約参加を求める意見書が提出されたことが明らかになりました。
議員ウォッチプロジェクトには、多くのボランティアの方々が「議員ウォッチャー」として参加してくださっています。昨年10月には「Go To ヒジュン!キャンペーン~日本も入ろう核兵器禁止条約」を開始し、大学生を含む多くの「議員ウォッチャー」の精力的な働きかけによって、国会議員の賛同率を10%以上引き上げています。
国会の批准承認を得るには、まずは国会議員の過半数が賛同する状況を作らねばなりません。今年は衆議院総選挙があります。今月は補選も行われます。核兵器禁止条約を国政の重要な争点とできる好機です。政府も「核兵器廃絶」という目標は共有していると言っています。世論の高まりによって、条約参加という政策転換は十分可能です。
この活動を継続するためには、このサイトのシステム維持と運営、情報収集や調査、議員に働きかけるための郵送、通信、交通費など、多くの費用がかかります。プロジェクト発足以来、ご支援くださったみなさまに、改めて感謝申し上げます。とはいえ、日本政府が本当に核兵器禁止条約参加へ方針転換するまでには少なくとも数年を要するでしょう。その間、安定的に活動を展開し発展させていくためには、継続的な財政基盤が必要だと考え、このたび、皆さまから広くマンスリー・サポートを募ることにいたしました。
ネット上での一回の手続きにより、月々定額のご寄付(マンスリー・サポート)をすることができます。月300円から任意の金額でのご寄付が可能です。こちらから
※このシステムはVisa、Mastercard専用です。
※マンスリー・サポートを終了したいときには、いつでも簡単に解約できます。
※単発でのご寄付も可能です。こちらをご覧ください。
議員ウォッチでは、マンスリー・サポーター「300人」をめざし、この4月を強化月間として呼びかけてまいります。
マンスリー・サポーターになってくださった方には、以下のことを提供いたします。
●年4回のオンライン報告・意見交換会
(川崎哲が、議員ウォッチのマンスリー・サポーターの方々を対象に、世界の核軍縮最新状況や議員ウォッチの活動を報告し、質疑応答、意見交換する場)
●年に2回の財政報告
(メールによるご報告)
なお、4月21日(水)夜には、核兵器禁止条約をめぐる最新情勢についてのイベント(講師:川崎哲)がピースボートの主催で行われますが(イベント情報はこちら 参加費600円)、それまでに議員ウォッチのマンスリーサポーターになってくださった方には、そのイベントの無料券を贈呈いたします。
コロナ禍により各方面で厳しい状況ではございますが、核兵器廃絶への歴史的な局面を前進させる好機です。是非いま、議員ウォッチのマンスリー・サポーターとなってください。ご登録を心よりお待ち申し上げております。
2021年4月5日
議員ウォッチプロジェクト代表者
川崎哲
(核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員、ピースボート共同代表)