安藤　裕

理由

ウクライナの事例を見ても明らかなように、自国が核兵器不保持を確定しても戦争の被害国になる危険性は否定できないから。
また、この条約に日本が加盟して全世界の核兵器が廃絶できるとは到底思えないため。
核兵器を廃絶すべきであることは当然である。
しかし、周辺国が核兵器を保有しているため、周辺国の核兵器廃棄が見込めない状況で条約に加盟することは、自国の安全を確保できない可能性がある。
自国の独立と国民の生命を守るために万全の体制を整えるのが国の責務であることを考えれば、理想論を追求して条約に加盟することは国民の安全確保の意味でも適当ではないと考える。