立憲民主党・塩村あやか議員と対談しました。(国会議員に聞く!核兵器禁止条約と日本)

2022.05.03

4月27日15時30分から、「国会議員に聞く!核兵器禁止条約と日本」と題し、立憲民主党の塩村あやか参議院議員と対談をしました。塩村さんは、広島出身の被爆2世でもあります。当日の議事録をまとめました。アーカイブはこちらからご覧になれます。

1. ウクライナで核の危機が高まっている中、核を使わせないために、また核兵器を廃絶するために日本ができることは?
他の国を変えることは難しい。自分の国から変えていくべき。今回の戦争は外交の失敗だと言われている。私としては、他国の様々なレベルの議員と核兵器の議論はすべきだと思っている。

2.核兵器禁止条約の第1回締約国会議が開かれるが、そこに日本が果たすべき役割は何か?
締約国会議に日本がオブザーバーとして参加することが重要で、被爆地選出の総理がその場に赴くべき。参加しなければ、「戦争被爆国・日本ですら、オブザーバー参加もしない」というマイナスなイメージを世界に発信することになるだろう。

3.核兵器禁止条約を含め、この問題への関心やコミットメントを日本の国会で高めるために何をするか?
6月に向けてもっと国会議論が盛り上がってほしいと思っている。現状、大型法案があり、外交安保委員会以外で取り上げにくくなっているのが残念だ。

私にできるのは、これまでと同様、「ICAN議員誓約」を党内で広めることだろう。参院選があり、私は締約国会議に行けそうにない。衆議院議員などにはぜひ行ってもらいたい。国内で発信することも大切だが、現場にいて、直に各国の議員や関係者とあって交流することは、外交の1つのツールだ。会って関係性をつくることは、社会がおかしな方向に進まないための連携網になる。みなさんから要望があれば、立憲民主党からも誰か行けるかもしれない。ぜひ要望してください!



4  日本の核兵器禁止条約参加の障壁は何か?
条約参加に向けては、核の傘・日米同盟が障壁になっている。オブザーバーとして参加することの理解が得られていないために、参加を決断できていないとも思う。逆に言えば、国民のコンセンサスがとれれば、総理は決断すると思う。だが私としては、参加することで理解を得ていけばよいとも思う。

ご視聴・多数のコメント、ありがとうございました!以下のアーカイブもぜひご覧ください。