核兵器禁止条約発効に対する各党・議員のリアクションをまとめました

2021.02.01

1月22日に核兵器禁止条約が発効しました。それに対する各党・議員のリアクションをまとめました。

政府・政党
政府 菅義偉首相 参議院本会議(2021年1月22日)
「わが国の立場に照らし、条約に署名する考えはない」(東京新聞より)

立憲民主党 篠原豪 外交・安全保障・主権調査会長 
「核兵器禁止条約発効に際して(コメント)」より(2021年1月22日)
「立憲民主党は、核兵器禁止条約発効に際し、世界の核廃絶への歩みが新たな段階に到達したことを認識し、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現のために、国際社会の先頭に立って核兵器廃絶を訴えていく覚悟を新たにします」

公明党 〈山口那津男代表 談話〉「核兵器禁止条約 きょう発効」より(2021年1月22日)
「今回改めて、唯一の戦争被爆国である日本が、核兵器なき世界に向けた取り組みをリードしていかなければならないと、決意を新たにするものです」

山口那津男代表 公明党参院議員総会より(2021年1月22日)
「わが国も最終的にはこの条約を批准できるような環境を整えていくことが、あるべき方向性だ」

日本共産党 〈志位和夫委員長 談話〉「核兵器禁止条約の発効を心から歓迎する」より(2021年1月22日)
「唯一の戦争被爆国である日本が条約に参加すれば、『核兵器のない世界』の実現に向け大きな前向きの変化をつくることは疑いない。日本共産党は、条約に署名・批准する新しい政権をつくるため、全力をつくす」

社民党 「核兵器禁止条約の発効を歓迎する(談話)」より
「条約を新たな核軍縮の基盤として活用し、国際社会への働きかけを強め、国際的な機運を高めていきたい」「日本政府は締約国会議にオブザーバーとして参加し、『核のない世界』を目指すリーダーシップを発揮するべきである」

議員

自由民主党・原田義昭 衆議院議員(元環境相)(2021年1月19日、フェイスブックより)
「私は核兵器禁止条約については、被爆国日本は当然に参加すべきと考えています」

自由民主党・國場幸之助 外務大臣政務官(2021年1月25日、ブログ投稿より)
「多くの国民が核兵器禁止条約に日本が参加すべきと考える中、 そうしていないのは、アメリカの傘の下にある という安全保障の現実のゆえであるという指摘は、長年の潜在的脅威国に囲まれている現実を 冷徹に踏まえれば、その通りです。しかし、同時に、唯一の被爆国として、 核のない世界を実現するという信念は揺るぎないものがあり、外務大臣政務官として、軍縮不拡散の文脈で核兵器を担当する私自身もその確信を強く持っています」

公明党・浜田昌良 参議院議員(2021年1月25日、ブログ投稿より)
「日本が核兵器国と非核兵器国との間の「真の橋渡し役」としての責務を果たしていくためには、その立場を超えて、(日本政府の「賢人会議」の議長レポートを引用し、)「核抑止」を巡る建設的な議論を促していくことが欠かせません。そのためにも、核兵器禁止条約の締約国会合に先ずはオブザーバー参加することを早期表明し、現時点で参加に後ろ向きな国々にも対話のドアを開けることが重要です」

日本共産党・本村伸子 衆議院議員(2021年1月22日 HPより)

「肝心の日本政府がまだ批准をしていない、核兵器はなくなっていない、被爆者の方々の思いを受けとった私が今度は頑張る番です」


以上は、これまで議員ウォッチが把握したコメントです。もしこれら以外にも政党や議員のコメントをご存じの方がいらしたら情報提供をお願いします。